間取りのプランニングと一緒に決めること(家具と照明編)

注文住宅


間取りをプランニングする時に家具のサイズと配置を決めながら進めると、照明器具の位置もはっきりしてきます。せっかくの注文住宅ですから暮らしに合わせた位置に照明器具を設置して快適に暮らせるようにしましょう。
そこで今回は家具と照明器具についてのプランニングの仕方を、ご紹介します。

間取りのプランニングと一緒に決めたいこと

配線が必要な電気工事は、壁や床そして天井裏や小屋裏の室内から見えない部分に設置するので仕上がってからの変更はできるだけ避けるようにしましょう。そのためには間取りのプランニング時に家具の位置を考え、その場所に応じた照明器具をシュミレーションすることです。
まずは家具のサイズや個数を考えてみましょう。たとえば6人家族が一緒にダイニングテーブルで食事をしたいという希望があれば、それに見合うサイズのテーブルと椅子の数が決まっていきます。その家具を配置する向きや場所を検討しながら、お部屋の広さや窓の大きさや位置、日差しの入り方など他にも様々な観点から間取りのプランは決めていきます。
ですから、そのお部屋での過ごし方と置きたい家具と配置を考えながら間取りも考える必要があるのです。
そして、家具の配置がはっきりする事で照明器具の位置が暮らしに快適な場所に設置できます。
間取りの設計図には一般的に必要と思われる家具を図面上に配置してシュミレーションできる図面にしてくれる場合がほとんどです。
打ち合わせの時にダイニングからもTVを見ながら食事がしたいとか、キッチンの向きや形状などの希望を伝えたうえで必ず設計してもらいましょう。

リビングとダイニングテーブルの照明器具

照明器具のシーリングタイプ(天井に貼り付けるタイプ)は部屋の中心に設置するのが基本ですが、補助にダウンライトを付けたりブラケットタイプを壁のデザイン的に付ける方法もあります。そしてデスクを置きたい場合にはその上に照明器具があるとよいでしょう。たとえばリビングでも壁に寄せてデスクを配置して書斎コーナーなどにしたい場合などです。
また家族団欒時にはシーリングライトで全体を明るくしますが、落ち着いて映像や音楽を楽しむときにはダウンライトの明かりで落ち着いた明かりにする照明器具の配置方法もあります。
また明かりの色合いや明るさを調節できるタイプのシーリングで明かりをコントロールするのもよいでしょう。
このようにリビングでは他にもシーリングファンやシャンデリアなどでインテリアとして雰囲気を楽しめる照明器具も良いと思います。
ダイニングテーブルの上のペンダントライトはやはりテーブルの中心に吊るしたいですね、そのためにもダイニングテーブルの大きさと設置位置がはっきりとしていなければなりません。
少しの微調節を見込んでライティングレールを取付ける方法もあります。
レールには、どの位置にも照明器具を移動できますしさらにスポットライトやハロゲンライトをレール上の好きな位置に取り付けることができます。

玄関とトイレの照明器具

そして玄関とトイレは、部屋の中心ではなく暮らしに合わせた位置がよいことは注文を付けなければならない場合もあります。
トイレは座った位置の少し前で目の前が明るくなる位置にすると本などを読む方には良いでしょう。
また玄関は上がり框の上で天井まである下駄箱の場合は下駄箱の扉面から壁までを中心とした位置に設置しましょう。
そして玄関は人感センサー付きの照明器具にすると暗い玄関を移動することなく自動で照明が点灯するので便利ですし、ある程度の時間を経過すると自動で消灯するので消し忘れでがありません。

このように照明器具は家具の配置で設置場所やタイプが決まっていきます。また明かりで部屋を演出する役割もあります。今回は、あまりそのことには触れませんでしたがブラケットライトやインテリアのディスプレイコーナや絵画などに明かりをあててライトアップしたりおしゃれな演出にも使えます。
このような照明器具に興味がある方は今回ご紹介した暮らしを快適にする照明器具プラス演出としての照明器具も豊かなく暮らし造りに是非取り入れて下さい。

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