注文住宅づくりは非常に難しいもの。
同じ予算でも人によって満足度は様々で、低価格で良い家を買えたと喜んでいる人もいれば、たくさんお金をかけたのに納得いかない結果になってしまったという人もいます。
間取りや内装の工夫、コストパフォーマンスの良さなど色々理由はありますが、最も満足度を左右しているのは業者選びです。
では、どうしたら納得できる家づくりが可能な業者を見つけることができるのでしょうか?
外出自粛の今、自宅からできることといえば下記の2つです。
注文住宅の価格には幅がある
まず覚えておいて欲しいのが、注文住宅の値段にはかなり大きな差があるということです。
高級でリッチな注文住宅とローコストでお手軽な注文住宅の間に数千万円の隔たりがあるだけでなく、似たようなスペックの注文住宅でも業者や建て方によって数百万円の差になることも珍しくありません。
同じような間取りと広さ、似たような外観と内装、近いグレード設備の住宅だとしても、どこに依頼するかによって値段は違います。同じ設備を導入するのにかかる費用が違うこともあります。
予算が同じならどこのメーカーに依頼しても同じという考えは大間違いです。
ハウスメーカーか、工務店か
注文住宅を依頼する先は、大きく分けてハウスメーカー・工務店・設計事務所の3つです。
ハウスメーカーは大手ならではの安心感とサポート・補償の厚さが何よりの魅力です。機能性に優れた住宅が多いです。
一方、工務店はハウスメーカーよりも低価格にしやすく、設計・デザインの柔軟性も高めです。地域に根ざした業者ならではの距離の近さも工務店の特徴です。
設計事務所はその名の通り設計だけを主に行うところで、実際の工事は他の工務店に依頼する必要はあるものの、設計力の高さはピカイチです。個性的なオンリーワンのマイホームや、変形地や狭小地と言った難しい土地に家を建てる場合に人気が高いです。
ただ、こうしたメリットはあくまでも傾向でしかありません。高級志向の工務店もありますし、低価格で家を建てているハウスメーカーもあります。ハウスメーカーだからこう、工務店だからこう、と決めつけず、その会社の特徴をみることが大切です。
ローコスト住宅メーカーなら安くなる?
住宅価格を節約したい人に人気なのが、ローコスト住宅を扱うハウスメーカーや工務店です。
確かにこうしたローコストメーカーは一般的な価格より遥かに安い価格で住宅を提供していますが、場合によっては予算オーバーになってしまう可能性があります。
まず、ローコスト住宅がローコストであるのは標準仕様の範囲内の話です。それを外れるとオプションや追加費用でどんどん高くなります。
変更によって値段が上がるのは普通の注文住宅でも同じですが、ローコストメーカーの場合その上がり幅が大きかったり、標準仕様の範囲が非常に狭く設定されていたりします。
そのため、安いと思って選んだローコストメーカーでも、要望に合わせて変更を加えていくうちに、予算オーバーで全くローコストではなくなってしまったという失敗談が絶えないのです。
ローコスト住宅を建てる際は、標準仕様の範囲内で自分たちの要望が十分カバーできるかどうか事前にしっかり確認しましょう。
規格住宅や建売住宅も検討
予算が厳しい場合、注文住宅だけでなく規格住宅や建売住宅も視野に入れましょう。
注文住宅に憧れを抱いている人は多いかもしれませんが、お金を使いすぎてローンの返済が辛くなったり、妥協しすぎて納得の行かない間取りや内装になったりするぐらいなら、いくらか安いこれらの住宅を選んだ方が結果的に満足できるかもしれません。
例えば、建売住宅に自由度は全くありませんが、土地を位置から探して家を建てる注文住宅よりも立地に恵まれた物件を探しやすいです。価格も注文住宅よりずっと安く、設備や性能に関するコストパフォーマンスも悪くありません。
規格住宅はあらかじめハウスメーカーが決めた規格に合わせて家を建てるものです。建売とは違い自分で選んだ土地に建てられますが、間取りやデザイン、仕様などを自由に決めることはできません。ルールが厳しい代わりに、同じ家を注文住宅で建てるよりは格段に安いです。
どちらの場合も自分好みにカスタマイズすることはできませんが、間取りもデザインもプロの手によるもの。スタンダードでそれなりに使いやすく、市販されている家具や収納とも合わせやすいです。
土地探しも重要
注文住宅を建てるなら土地も調達しなければなりません。
建物と同じぐらいお金のかかる土地。上手に探さなければ、こちらも建物と同じく損をする可能性があります。
基本的に、一般の人が見ることのできる土地の情報にお得なものはありません。良い土地の情報は不動産業者や住宅メーカーなどの間でしか回らず、良いものはその中でどんどん売れてしまいます。
他の人よりも早く良い土地を見つけ、ゲットするためには、土地に詳しいパートナーが必要です。注文住宅を扱うハウスメーカーや工務店の多くは、家を建てるだけでなく土地探しの手伝いも行っています。
中には注文住宅を建てるために土地を決めてそれからハウスメーカーを探す、という人もいますが、順番が逆です。まずは、土地探しと家づくり両方をサポートしてくれる業者を探すべきです。
住宅性能を大切に
注文住宅を建てる場合、どうしても間取りや内装など見た目のことばかり注目してしまいがちですが、本当に大切にするべきなのは性能です。
気密性や断熱性と言った住宅性能は快適さや光熱費に大きく影響します。いくら見た目が良くても、暑すぎたり寒すぎたりする家では暮らしにくくて仕方がありません。住宅ローンに加えて高い光熱費を払うことになってしまうのも辛いです。
間取りはともかく、内装などはインテリアの工夫やDIYで後からどうにでもなります。しかし、住宅の丈夫さや性能といった部分は、家を建てる時にしか変更はできません。家づくりで後悔しないためには、後から治すのが難しい部分を重視するべきです。
業者選びは比較が大切
ハウスメーカーや工務店を選ぶ時、一番大切なのはともかく色々比べてみること。価格やスペック、見積もり、デザインなどを比較してみることで、適正価格や丁度いいラインが見えてくるようになります。
しかし、たくさんのハウスメーカーや工務店の中から、予算や仕様が希望とぴったりの候補をピックアップするのは大変な作業です。
そんな時に便利なのが、注文住宅のカタログを一括で取り寄せたり、まとめてプラン作成を依頼したりできるサービスです。無料で利用できるサービスがいくつもあるため、自分に一番あっているものを使ってみましょう。
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これらのサービスでは、予算やテイスト、地域などを選ぶと自動で候補を表示してくれます。後はその中から気になる業者を選ぶだけで申し込みが完了。闇雲にハウスメーカーや工務店を探して回るよりもずっと効率的です。
このようにして集めたプランや資料、見積もりは、業者が決まった後も役に立ちます。価格交渉のための材料にしたり、間取りやデザインのヒントになったりするからです。もし依頼したい業者がすでにあるという人でも、他社がどのような家をいくらで提案してくれるのかは一度確認しておくのが良いでしょう。
一括請求サービスをうまく使うコツ
短時間で申し込みが完了するのが最大の特徴である一括請求サービスですが、事前にどんな情報を求められるのかを知っておくとより効率的に情報収集ができます。
注文住宅を建てる際にまず聞かれるのは以下のようなことです。
・予算、年収
・家族の人数
・希望する広さ(家、土地)
・何階建てにするか
・何LDKにするか
・好みのデザイン、テイスト
・その他要望
こうした希望をスムーズに伝えるために、まずは家族で方向性をある程度固めておきましょう。
妻が2階建てを、夫が平屋を希望している状況では、業者探しも大変です。
また、話し合いの中で今まで気がつかなかった希望や問題点に気がつくこともあります。
一括請求の注意点
まず、申し込んだ業者がすべて返事を返してくれるとは限りません。
見積もりを申し込んでも資料をもらえるのは10社中8社ということも珍しくありません。
また、希望と少しずれた提案をしてくる業者も中にはあります。
無料のサービスですから、細かな対応はあまり期待できません。要望にぴったり沿ったプランづくりを行うのは手付金を払った後という業者が多いです。
さらに、人気の高い業者は受注が埋まってしまい、タイミングによっては申し込みできなくなっていることもあります。
プランや見積もりを作るのはそれなりに手間がかかるため、業者のキャパシティによってはすべての需要に答えるのは難しいのです。
どうしても希望に合う業者を網羅したいのであれば、時期をずらして業者のリストを確認してみたり、他のサービスも並行して使ってみたりするのが良いでしょう。
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