家の顔ともいわれる玄関のプランニング

玄関は、その家の顔ともいわれる部分ですから気持ちの良い空間にしたいですね。
その家に住む家族は生活する部分かもしれませんが来客は「この家の内装はどんな感じなのかしら」と思いながら見ていることもあると思います。
そこで整理整頓しやすく暮らしやすい玄関のプランニングを考えてみましょう。

玄関に必要な物をピックアップしてみる

まず整理整頓のしやすい玄関にするために玄関に置いておくと暮らしやすい物をピックアップしてみましょう。
靴・傘・スリッパ・宅配用印鑑・筆記用具・ご家庭によってはベビーカーやお子さんの外遊び道具なども玄関付近や土間において置きたいですね。
そして、まずこの中で数の多い靴の量を把握しましょう、そして数に見合った収納スペースが確保できる玄関の広さも考えてみましょう。

収納方法と間取り

大容量の収納ができるのは壁面造り付け収納で天井までのスペースを使えるのでムダなく収納スペースができます。
造り付け玄関収納はユニット式なのでカウンターや部分的に壁にしたり窓を配置する事もできます。
さらに傘収納になるユニットやスリッパを玄関収納扉の裏に収納できる部材もあります。
そしてコート収納ユニットも確保できると帰宅後の片づけや外出時の支度もスムーズで、リビングに置きっぱなしということがなくなるでしょう。
また玄関に姿身(鏡)があると全身の身だしなみチェックや洋服のコーディネートが気になる家族には嬉しいですね。
収納扉に鏡が取り付けられるユニットもあります。
その他にも造作で造る玄関収納もあるでしょうセンスの良いデザインで玄関を素敵にしましょう。

間取りに余裕があればシューズクロークも便利

また間取りに余裕があれば玄関に隣接させてシューズクロークの空間にするのも靴の数が多くベビーカーやお子さんの外遊び道具やゴルフクラブなどの屋外へよく持ち出す物を置くのにも便利です。
ご家族の暮らし方と持ち物の内容から、シューズクロークが必要かを判断しましょう。
シューズクロークにする場合は扉は無しで棚を取付けるだけでも大丈夫です。

明るい玄関

明るい玄関は気持ちのよいものです、ではどのようにプランニングすればよいのでしょう。
玄関内に窓を付けられれば自然光で明るくなり靴の臭いがこもりがちな玄関の換気もできるので是非小さな窓でも設置しましょう。
しかしながら道路からのアプローチや玄関と隣接する間取りとの関係で窓が取れない場合もあります。
そんな時は玄関ドアや袖壁部分を彩光デザインにすると太陽光も入って来ます。
また壁の部分にも明り取りの小さなFIX窓(開閉しない窓)でも効果はあります。

玄関の内装

玄関の内装は日当たりや広さを考慮して選ぶとその環境を補うことができます。
狭い玄関には少し配慮をすると広く明るく感じることができます。

内装にはホワイトを基調とした壁が照明も反射して明るくなります。
また収納を床から上げて壁に固定するフロート施工にすると床が収納分狭くなりません。
そして照明はシーリングタイプで人感センサー付きのタイプが便利です。
人感センサー付きですと、スイッチのON OFFがいらず玄関ホールに行くと自動で照明が付き一定の時間が経過すると消えて帰宅して玄関ホールにはいると自動で照明が付き消し忘れや帰宅して暗い玄関を移動してスイッチをONにしなくてもよいのです。
また通常のタイプにする場合は3路スイッチにして玄関ホールと玄関ドアのすぐ脇に付けておくと暗い玄関内を移動しなくてもよいことになります。
取付位置は天井までの収納の場合は収納の前面から壁の中央に設置します。

さらに高級感や壁の多い玄関にはアクセント壁を一面部分に貼ったりと壁をデザインするとおしゃれな演出効果がありますよ。