注文住宅を立てるために必要な頭金はどのくらい?

住宅諸費用

注文住宅を購入する際に、よくよく必要だと言われるのが「頭金」です。手持ち金や事故費用などともよく言われますが、注文住宅を購入するにあたってはこの頭金をそれなりに用意しなければならないというのが日本における通例でした。

今現在ではこの頭金の相場はどのくらいなのでしょう。

住宅関連書籍や住宅サイトなどでは頭金の割合は、総費用の20%から30%と紹介されていることも多いです。

住宅の値段が数千万円もあると考えると、数百万円は頭金として用意しなければなりませんね。

3000万円の場合だと、600万円から900万円ほどになります。

しかし、このデータは比較的古いもので、最近では住宅購入費の全てをローンで融資してもらえることもありますので、従来と比べると頭金はかなり抑えられています。

では、どのくらいなのでしょうか。

2016年度のデータを元にすると、全国平均での土地も一緒に購入した場合には11.7%、

住宅のみを購入した場合には20.6%となっています。

つまりは、2016年の時点では、上記に挙げた20%から30%という頭金の割合から、11.7%から20.6%にまで落ちていると言えます。

また、あくまでも平均値ですので11.7%以下になっているケースも存在しますし、住宅のみを購入した人は、年齢が40代以上が多く、実家の建て替えや二世帯住宅などによる購入が多いと言われているので、実質の頭金の負担は少なくなっていることもあります。

2006年時点のデータだとまだまだ平均値が23.4%と多くなっていましたが、僅か10年で半分ほどに抑えられていると考えると、年々現象傾向にあると言っていいでしょう。

しかも、10%以下の頭金で借入ができる住宅ローンも増えていますし、さらには頭金無しでも家を建てられることがあります。

とはいえ、頭金なしと言っても住宅ローンにかかる頭金がなくなるだけで、その他の住宅購入費以外の諸費用や、融資手数料などにはお金がかかり、完全にそれ以外のお金が全く掛からないというわけではありませんので、注意しましょう。

これらも全て頭金に含めているという住宅会社もあり、どこまでが頭金なのかは住宅会社が勝手に定義していることですので、トラブルにならないために、事前にチェックしておきましょう。

なお、所費用なども含めて融資可能な住宅ローンもあるようですが、そちらは返済時の金利が高く設定されてることが多いようです。

住宅ローンは返済期間が長くなりやすく、金利差の違いで最終的にかかるお金に大きな違いがでるので、それらも考慮した上でどこから借入をするかなどを考えた方がいいでしょう。

 

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