屋根材選びとデザインのポイント

家の屋根は外観全体のデザインの大きな要素となります。

周囲との調和を考え、外壁とのコーディネートも考えながら、ご自分のイメージ通りに仕上げたいですね。

また屋根材により構造やコスト面での費用やメンテナンス費用にも違いがあります。

そこで屋根材選びとデザインのポイントをご紹介します。

屋根の材質とデザイン

屋根材は外観デザインの大きな要素であり、デザインのみの視点からではなく屋根は太陽光と雨にさらされる場所なので耐久性やメンテナンス性も考慮して選びましょう。

屋根は複雑な形状にするほど費用は高くなり特に谷部分が多いと雨漏り等のリスクも増えると思ってください。

また屋根材の重さは構造体にも関係してきます。

ですから面積が小さく施工できコスト面や雨漏りの事を優先させると切妻や片流れの屋根形状にはメリットがあります。

この画像で屋根の形状5種を見比べてみて下さい

 

屋根材の種類と特徴

外装材選びには、それぞれの好みとメンテナンス費用も含めた視点からの選択方法になります。

さらにそれぞれの特徴をご説明します。

<屋根材>

一般的な窯業系の瓦は粘土を成型して焼いたものでデザインには和風・洋風な瓦があり、耐久性と断熱性に優れておりメンテナンスもほぼフリーです。

釉薬を施した瓦はさまざまな色があり和風・洋風のどちらにも使用できるでしょう。

釉薬無のいぶし瓦や無釉瓦は釉薬をかけず焼成過程でいぶし表面に銀色の炭素膜を付けたもので和風なイメージによく合います。

デメリットは瓦のように重い屋根には日常的に重い屋根を支える事と地震に耐えるしっかりとした構造体が必要になる事です。

他にもセメント系の瓦もあり樹脂塗料でされており施工性に優れているのが特徴です。

また最近では耐震性を考慮したずれにくい瓦や軽量化された瓦も造られるようになっています。

  • スレート版

一般的なスレート板はセメントに繊維材を混ぜて成型したものでカラーベストやコロニアルとも呼ばれています。

スレート瓦は軽量なのと費用が安いのがメリットです。

デザインや表面の仕上げはグレードにより耐久性が違い、またデザインや色が豊富にあるのも特徴でスッキリとした屋根に仕上がります。

デメリットはグレードによる仕上げ塗装により色落ちの心配があります。

  • 金属板

一般的にはメッキを施した鋼板でガルバリウムやアルミニウム・亜鉛合金を素材にした板で表面に樹脂系の塗膜や遮熱性の塗装で仕上げられたものもあります。

金蔵板は最も軽い屋根材で複雑な屋根形状や、ゆるい勾配にも対応できます。

デメリットは熱伝導率が高いので断熱性や遮音性能付きのものがおすすめです。

金属板そのものの耐久性は高いのですが表面の塗装はメンテナンスが必要です。

その他で注意する事(太陽光パネル・雪止め)

太陽光パネルを設置したいと思われている方は屋根材と共に計画を進めて下さい。

パネルを設置する事が前提での屋根形状・屋根材選びを検討する必要があるからです。

現在ではパネルと一体型になっている屋根材もあるので、そちらも検討してみましょう。

そして是非設置しておきたいのが雪止めです。

隣家側やカーポート等の雪がまとまって落下すると危険な場所には必ず設置しましょう。

現在の屋根の素材には断熱性・遮熱性・遮音性・耐震性など機能面を充実させた屋根材が開発されており形状や色を何色か使った物など種類が豊富になっています。

カタログだけでは質感や色合は、はっきりとわからないのでショールームを設置しているメーカー品でしたら実際に大きなサンプルで見てみる事をおすすめします。

ショールームではその商品の特徴を詳しく説明してくれますし、ご希望の外観のイメージを伝えると、おすすめの商品や外壁・雨トヨとのコーディネートをしてくれるメーカーもあります。

是非ご自分達でも情報収集をして納得のいく外観を完成させて下さい。

 

 

 

 

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