マイホーム購入は人生最大の買い物です。金額が大きいだけでなく、建ててしまった後にやり直すのは困難で、失敗は許されません。
家づくりの知識がないまま進めてしまうと、建築会社やハウスメーカーにとって都合の良い家になりかねません。家づくりで最も重要なのは、よきパートナーに巡り会えることです。しかし、このパートナー探しが非常に難しいのが現実です。
この記事では、家づくりのための情報収集の方法と、それに伴う注意点を整理します。
- 住宅展示場で注意すべきこと
- ハウスメーカーの営業トークの読み方
- ネット・雑誌・書籍の正しい使い方
- 注文住宅と建売住宅の違いと選び方
住宅展示場の罠
住宅展示場はテーマパークのような場所で、家づくりのモチベーションを上げる効果があります。一度訪れるのは悪くありません。ただし、本格的に依頼先を探そうとしている段階では、冷静な目を持ち続けることが重要です。
モデルハウスは現実とかけ離れている
住宅展示場のモデルハウスはどれも豪華です。これは、より多くの来場者を引き込むために、各社が競い合った結果です。広々とした空間・豪華な設備・最高グレードの内装——これらは実際に建てられる住宅の標準仕様ではなく、一般的には手の届かない特別仕様です。
モデルハウスの豪華さに惑わされてしまい、よく検討しないまま依頼先を決めてしまう人は少なくありません。実際の家づくりは、限られた予算の中でいかに理想に近づけるかの作業です。
住宅展示場では地元の工務店には出会えない
モデルハウスを建て維持するには多額のコストがかかります。出展できるのは宣伝費用に余裕のある中規模以上のハウスメーカーだけです。地元の工務店や建築家を探す場としては機能しません。
ハウスメーカーの営業トークに注意
アンケートは「客の選別」のため
モデルハウスに入ると、粗品プレゼントと引き換えにアンケートへの記入を求められます。家族構成・職業・年収など非常にプライベートな情報まで聞かれますが、これはハウスメーカーが「この人は家を建てられるか」を見極めるためです。住宅ローンが組めない収入と判断されれば、それ以上の対応をしてもらえないこともあります。
また、土地を持っていない場合、ローコスト系のハウスメーカーでは「土地が決まってから来てほしい」と遠回しに断られることもあります。土地探しから時間がかかる客を後回しにするというビジネス判断です。
「キャンペーン」「期間限定」という言葉に注意
営業トークの中で「今月契約なら◯◯万円引き」「キャンペーンは今週まで」という言葉が出たら注意しましょう。人は期間限定という言葉に焦りを感じ、冷静な判断ができなくなります。中には1年中キャンペーンを行っているような会社もあります。
数千万円の買い物で決断を急かすのは誠実とは言えません。焦りを感じたら一度立ち止まり、冷静になってから判断しましょう。
各情報収集手段の正しい使い方
ネット検索
検索エンジンで「注文住宅」と調べても、大量の検索結果が表示されます。家づくりを始めたばかりの段階では、どんなキーワードで絞り込めばいいかさえ分からないことも多いです。
また、各社の公式サイトには自社に都合の良い情報しか載っていません。複数のサイトを読み比べても、素人には良し悪しの判断が難しいです。実際に建てた人の口コミは参考になりますが、業者による偽装口コミも混在しています。
書籍・雑誌
専門的な書籍は複数の専門家によってチェックされており、比較的正確性が高いです。家づくりの基礎知識を学ぶ上では有益な情報源です。
ただし、安価な一般向け雑誌の中には記事そのものが広告というものも多くあります。購入前に内容をざっと確認しましょう。また首都圏向けの情報が多く、地域によっては参考にならない場合があります。
- 「HOUSING」的な現実的な家づくり → ハウスメーカーが向いている
- 「住まいの設計」的な個性的な住宅 → 自由設計を売りにする工務店
- 「住宅特集」的なスタイリッシュな住宅 → 建築家・設計事務所
注文住宅と建売住宅の違い
土地探しから始める場合、注文住宅だけでなく建売住宅も選択肢になります。基本的に建売住宅の方が注文住宅より安価ですが、注意点もあります。
| 項目 | 注文住宅 | 建売住宅 |
|---|---|---|
| 価格 | 高め | 安め |
| 間取り・設計の自由度 | 高い | 低い(規格化) |
| 工事過程の確認 | 見学可能 | できないことが多い |
| 入居までの時間 | 長い(6〜18ヶ月) | 短い(完成済みも多い) |
建売住宅を選ぶ際の注意点
建売住宅は工事の過程を購入者が確認できないケースが多く、壁の中や床下など見えない部分の品質に不安が残ります。また「早く売りたい」という事情から決断を急かされやすいのも注意点です。
良い建売住宅を見極めるポイントのひとつは、誰が販売しているかです。建築系の会社が販売・施工しているものは品質が期待できます。一方、不動産系の会社が販売する場合は、建築への知識が浅く下請け工事の監視も甘い可能性があります。営業担当者に構造・工法について質問してみて、明確に答えられない場合は注意しましょう。
結局、最初にどうすればいいのか
展示場・ネット・雑誌、どの情報収集手段にもメリットとデメリットがあります。大切なのは一つの手段に頼らず、中立の立場からアドバイスしてくれる窓口を活用することです。
スーモカウンターは住宅会社に属さないアドバイザーが、予算・土地・会社選びを無料でサポートしてくれます。展示場では出会えない地元の優良工務店も含めて紹介してもらえるため、情報収集の最初のステップとして最も効率的な方法のひとつです。
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